書籍:<達者な死に方>練習帳

■<達者な死に方>練習帳・賢人たちの養生法に学ぶ

 著者:帯津良一 発行:2011年10月20日 文春新書 

※「養生」とは、文字通り「生命を正しく養うこと」。タバコや酒をやめとか、玄米を食べるとかいった単なる「健康法」や「長寿法」とは一線を画している。

■「人の身体は自然や父母の恵みであり、自分だけのもではなく天地の賜物・親の残しくれたものだから、大切にして天寿を全うするよう心がけなければならない。」

■「臓器と臓器の間の隙間を意識する」「生命の本質を求めるとき、私たちは臓器ばかりに目を向けないで、隙間の大切さを考える必要があるねでは。」

■生老病死は自然の摂理。

「酒は養生だから、毎日飲まなきゃだめだよ」「無理に飲む必要はありません。あくまでも、ときめきがあればといことです。」「生命場のエネルギーを高めるために欠かせないのがときめきです。どんなことでもいいですから、わくわくすることを探してみてください。」

 「旬というのは、その食べ物がもっているエネルギーが最高に高まっている時期を言うのです。」

■「養生というのは、文字通り、生命を正しく養うことです。「お酒は養生ですから、休肝日はいりません」

■白隠さんは、生きながらにして虚空と一体になることを説いています。・・・私は、そこまでいかなてていいと思っています。しかし、せめて死んだときには虚空と一体になりたいと願っています。私にとって、気功は、その時のためのリハーサルです。いつ虚空に帰ることになっても、戸惑うことなく、降雨と一体化できる自分を作り上げていく過程です。

■病気であろうとなかろうと、常にだいじなのは、正念工夫、つまり、虚空と一体になれる方向に向けた生き方です。長生きするとか短命であるといったことも関係ない。もっと大事なものがあるという養生の極致を語っているのです。

■死して朽ちず(佐藤一斎)。明日死ぬとわかっていてもするのが養生(五木寛之)。

 一斎の三学戒。

「小にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。

壮にして学べば、則ち老いて衰えず。

老いて学べば、則ち死して朽ちず。」

■私たちは、まずは、自分の中にある悲しみを敬う必要があります。・・・・次に、自分の中にかなしみがるのと同じように、他の人もかなしみを抱えていることに思いを向けてください。どんなに幸せに見える人でも、必ず心の奥にかなしみを持っています。それが本質だからです。そのかなしみに対して敬いの気持ちをもつことです。

■死があるからこそ生があるのが自然の法則

「海水を器に斟(く)み、器水を海に飜(かえ)せば、死生は直に眼前に在り」(「言志晩録」290条)

 生き物の身体というのは、細胞レベルで見ると、常に生と死が繰り返される中で、全体が生かされています。細胞が死ななければ、生物は生きていけません。死のない細胞ががん細胞です。・・・生の中に死があり、市の中に生があります。それが自然のあり様なのです。

■「死というものは、なしくずしにヒトに訪れるものではく、死が訪れたその最期の時の何時(いつ)かの瞬間を、ヒトは決断し、選びとるのです。だから、生きているあいだに、あなたが死ぬときのための決断力をやしなっておきなさい」(藤原新也さんの名著「メメント・モリ」より)

 いたずらに長生きばかりをもとめるのではなく、自分にとってはいつが死にどきなのか、常に考えておくということでしょう。

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