家族葬の風「ディズニーの曲に送られて」

◆ 二年前まで健康で明るかったMさんを病魔が襲った。
 この同じ月に同じような病気で歌手の本田美奈子さんが他界した。もっと青春を生きたかっただろう二人は、多くに友人に惜しまれてこの世を去った。

◆ Mさんは、スイミングのインストラクターを経て、大好きだったディズニーランドのキャストとして働いていた。明るくて人望の厚い彼女の回りには、すぐに多くの友情が芽生えた。

◆ 葬儀の打ち合わせの時も、お母さまの回りに友人たちが集まり、みんなの手で送りたいという気持ちで溢れていた。「無宗教の葬儀は、皆さんの知恵で作り出すものです。イメージを豊かに、何ができるか、いろいろな考えを持ち寄りましょう」と声をかけた。

◆ お母様からは、

        Q:    Mの葬儀は明るいものにしたい。

と要望があった。Mさんの友人たちも、お母さんに賛同するように

    友人たち:    お母さん、泣いたらだめだよ。明るくいこうね。Mさんは暗いのは嫌いだったからね。

と励ます。
    「泣かないで明るく」が合い言葉になった。


◆ 式場/ 葬儀には似合わないかも知れないが、Mさんの大好きだったディズニーの音楽が流された。祭壇にはMさんの写真を何枚もパネルに貼り、所狭しとそのパネルが飾られた。棺の回りはきれいな花で取り囲まれ、それを見守るようにミッキーマウスなどディズニーのキャラクター人形が取りまいた。

◆ 通夜/ 友人を代表して何人かから「送る言葉」をいただいた。「明るくいこう」の合い言葉だったが、皆泣きじゃくった。
    献花が始まった。式場の外にはいくつもの長い行列が並んだ。
    用意していた200本の献花がとても間に合わない500名近い友人達が駆けつけてくれた。準備をしていたMさんの仲間もMさんの人望の厚さに今更ながら驚いていた。一人一人がお母さまの前で立ち止まり、声を掛けていた。やさしい励ましの言葉に、お母さまは、うなずきながら涙する。

◆ 告別式/ 昨日同様大勢の友人がかけつけた。義理で参加した者は誰一人いない。最後にお母さまが「こんなに大勢の友達に囲まれて旅立つことができて、Mは幸せです。ありがとうございました」と深々とお礼をいった。

◆ 葬儀の全てが終わり、帰り際にお母さまから「本当に何から何までお世話になりました。これは私とMの仲間達からのお礼の気持ちです」と心付けを渡された。
 
◆ 本当はご両親よりも早く他界することは、親不孝で「逆縁」といって決して良いことではないけれど、Mさんは、一生懸命生きようとして、長い間病魔と闘ってきた。闘いには負けたけれど、その闘いの姿を見守ってきた多くの友人の心には、今でもMさんは生き続けている。そのことを誇りに思ってほしいとお母さまに伝えて別れた。

きょうの「ブレイクタイム」

令和2年7月16日(木)

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