家族葬の風「祭壇のない仏式葬儀」

◆ 娘さんからの電話だった。病院からだった。お父さまが亡くなられた。
 電話は二人姉妹の長女からだった。弊社のWebをご覧になって電話をしてくれたそうだ。
 
◆    病院にかけつけた。お母さまとご姉妹、そのご主人と子供たちがいらっしゃった。ご姉妹はすでに嫁がれていた。ご姉妹と打ち合わせをした。お姉さまはクリスチャンだった。お母さまは、法華経を勉強されていたので「南無法蓮華経」のお題目だ。しかし、亡くなられたお父さまの家系は浄土真宗、「南無阿弥陀仏」の念仏だ。
 法名は、すでに田舎の住職に付けていただいていた。僧侶には、通夜と葬儀にお経を上げて頂くだけでいいとのことだ。僧侶は弊社が手配することになったが、宗派は浄土真宗にこだわらないという。
 
◆ 姉妹は、葬儀にはあまりお金を掛けたくないという。お母さまはそれなりにという。会葬者は9名なので小さな式場でゆっくりとしたいという。
 
◆ 色々な要望を聞いて、一つの提案をした「祭壇のない仏式のお葬式」。

◆ 一般的に仏式でおこなわれる葬儀は、祭壇・棺を前におき、次に経机、その机に向かって導師(僧侶)が座る。家族と会葬者は、導師の背中を眺める。
 式は、導師が祭壇に向かい、故人(棺)が釈迦の弟子として出家し、無事に佛となるようお経をあげる。
 ご家族や会葬者は、導師の背中を見るだけで、どのような儀式がおこなわれているのか判然としないまま、司会者の指示にしたがいお焼香をし、供養する。
 焼香が終われば、別席に用意された通夜振る舞いをいただき散会する。

◆ 今回は、花の祭壇も作らず、ただ棺のまわりを故人の好きだった花で飾った。その棺のまわりを取り囲むように導師とご家族に着席してもらった。故人はご家族と導師に囲まれ、式の中心にいます。
 導師の儀式は、故人(棺)にむかって、ご家族の目の前でおこなわれた。後からでは分からなかった剃髪の儀式や引導の儀式・作法も興味深く見られた。今回お呼びした僧侶は、解説をいれながら儀式をおこなって下さった。読むお経についても解説が入った。

◆ 式の前に「今日は、葬儀のライブですよ。お孫さんたちもよく見ていてください。おじいちゃんを極楽浄土へ送るためにお坊さんが一生懸命、お経を読みながら、おまじないをかけますからね」と説明していたので、中学、高校生のお孫さん達も目を丸く開いて、お坊さんの儀式に見入っていた。

◆ 浄土真宗にはなじまないが、僧侶とご家族との相談で比較的慣れている「般若心経」を式中に全員で読経した。

◆ 告別式では、読経の合間にお孫さんのファゴット(木管楽器)の演奏をたむけた。

◆ ご姉妹のご主人が「こんな風にていねいな葬儀は他では見なれないからね。ここの葬儀屋さんだからできるんだよ。他の葬儀ではこんな風にはいかないよ」とお子さん達にいっていた。

◆ 式がおわり、お坊さんがいった「こんな葬儀初めてですけど、いいですね。私ももっと工夫ができるとおもいます。良い勉強になりました」。

きょうの「ブレイクタイム」

令和2年1月7(火)

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八幡謙介

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