家族葬ネットが、無宗教葬で「家族葬」をおこなうとき、開式のはじめにみなさま全員で1分間の黙祷(もくとう)を故人に捧(ささ)げてもらいます。そして、この1分間の黙祷の間に故人の生前の思い出をイメージしてもらいます。
日常の1分間などアッというまに過ぎてしまいますが、祈りに集中する1分間は意外と長く感じられるようです。むしろ、シ〜ンとした静けさは、その場の時間が止まっているのではないかと錯覚(さっかく)するほどです。
おそらく、みなさまの脳裏(のうり)には、故人との過去の思い出のシーンが走馬灯(そうまとう)のようにかけめぐり、現在の時間のことなど忘れてしまうのでしょう。これでようやく、参列者みなさまのこころが一つになって「家族葬」の幕を開けることができます。
無宗教で家族葬や葬儀をするのは、お坊さんなど宗教家をおよびしない葬儀だと思っているひとが多いようです。
たしかに形式はそうですが、それだけでは、もったいない。無宗教の家族葬には、もっと価値や意義のあるお葬式です。
無宗教葬は、特定の宗教の死生観や他界観にこだわらず、ご家族が中心にそれぞれの想いをもって、故人を偲ぶ葬儀のことです。
そして、故人の生きた証を残されたご家族が心にきざみ、いまとなってはもう会うことは叶いませんが、逢いたいと思ったときに心の中で微笑みかけてくれる”愛”を編む作業が、家族葬ネットの無宗教葬です。
一分間の黙とうのあとに、どういう式にするかも決まりがあるわけではありません。例えば、献花にするのか、お焼香にするのか、はたまた両方するのか、それは自由です。みなさんの思いを形にするのが、無宗教の家族葬です。
無宗教葬は、決まったカタチや習慣があるわけではありません。さまざまな無宗教の葬儀のアイディアがあります。その一部を下記に示しました。みなさまの無宗教葬に参考になれば幸いです。
ご遺族と相談のうえ、ご希望にそった無宗教葬をご提案します。無宗教葬の手順やながれは、こちらからどうぞ▶。
思い出の写真や映像をスクリーンに映しながら、故人を偲びます。コンピューターに明るい人は、BGMも入れて立派な映像を作りますよ。
通夜はしないで、告別式で故人をおくります。みなさんで、たくさんのお花を柩の中に飾り、最後のお別れをします。
家族葬や直葬をすませた後日にホテルで偲ぶ会を開きます。
生演奏やCDなどで故人の好きだった音楽を流しながら進めます。ご家族のなかで楽器を演奏される方がいれば、なお結構だと思います。
お坊さんを呼ばないで、般若心経で故人をおくります。ご年配のひとにも納得してもらえる宗派にこだわらない葬儀です。くわしくは▶
兄妹や親戚、友人・知人からの弔辞をメインに進めます。お孫さんから、おじいちゃんに送る言葉も素敵ですよ。
家族葬や直葬をすませた後日に海洋葬で散骨をします。