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人間の生き方は、永遠のテーマですが、その人の死にざまをみれば、その人の生きざまをかいま見ることができます。最近の葬式では、形式が優先し、なにやら忙しい儀式のなかで、ゆっくりと故人を偲ぶこともできません。死をみつめることは、生きるとは何かを問いなおしてくれます。著名な先達の死にざまは、あなたの人生の参考になるかもしれません。
 
あ行/か行/さ行/た行/な行/は行/ま行/や行/ら行/わ行/

鳥羽僧正トルストイ
 
 
  鳥羽僧正  とばそうじょう <高僧、日本風刺漫画の祖>
 
  1053〜1140年。  
   日本の風刺漫画の祖として名高い「鳥獣戯画」を描いた。他にも女体の不動明王や、便所で尻をふいている不動明王を描き、87歳で死んだ。弟子達が師僧の遺産の分配について遺言を要求したのに対して、「処分は腕力によるべし」と遺言状を書いたという。(「古事談」)
(人間臨終図巻/徳間文庫より抜粋)
 
トルストイ
トルストイ  とるすとい <小説家、道徳思想家>
レフ・ニコラエビッチ・トルストイ
1828〜1910年。ロシアのトゥール県で生まれる。
 「アンナ・カレーニ」「戦争と平和」などで今でも多くの人に愛されている世界文学史上の巨匠のひとりである。伯爵家の3男として生まれるが、子供の頃両親を亡くしている。幸福な結婚生活、小説家としての名声、莫大な収入を得ているにもかかわらず、50歳の時それまでの作品を否定し、「我が懺悔」を書きはじめた。作品だけでなく、妻もたくさんの子供も、巨額の印税も伯爵の地位もすべて捨て去ろうとしたが、家族達の抵抗にあう。何度も家出をはかってはとりやめていたが、82歳の時遂に実行する。小さな包み一つで汽車に乗り行方不明となる。4日目に汽車の中で熱を出し、あとを追ってきた家族にみとられて肺炎で死亡する。
(人間臨終図巻/徳間文庫より抜粋 ブリタニカ国際大百科事典参照)
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