「アンナ・カレーニ」「戦争と平和」などで今でも多くの人に愛されている世界文学史上の巨匠のひとりである。伯爵家の3男として生まれるが、子供の頃両親を亡くしている。幸福な結婚生活、小説家としての名声、莫大な収入を得ているにもかかわらず、50歳の時それまでの作品を否定し、「我が懺悔」を書きはじめた。作品だけでなく、妻もたくさんの子供も、巨額の印税も伯爵の地位もすべて捨て去ろうとしたが、家族達の抵抗にあう。何度も家出をはかってはとりやめていたが、82歳の時遂に実行する。小さな包み一つで汽車に乗り行方不明となる。4日目に汽車の中で熱を出し、あとを追ってきた家族にみとられて肺炎で死亡する。
(人間臨終図巻/徳間文庫より抜粋 ブリタニカ国際大百科事典参照) |
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