葬史
葬様
死界
死様列伝
感想受付フォーム
家族葬・海洋葬ネット
人間の生き方は、永遠のテーマですが、その人の死にざまをみれば、その人の生きざまをかいま見ることができます。最近の葬式では、形式が優先し、なにやら忙しい儀式のなかで、ゆっくりと故人を偲ぶこともできません。死をみつめることは、生きるとは何かを問いなおしてくれます。著名な先達の死にざまは、あなたの人生の参考になるかもしれません。
 
あ行/か行/さ行/た行/な行/は行/ま行/や行/ら行/わ行/

永井荷風
 
永井荷風
  永井荷風  ながいかふう <小説家、随筆家>
 
  1879〜1959年。東京の小石川金富町で生まれる。  
   「すみだ川」「冷笑」などで耽美主義、世紀末的な半紙禅主義の作家として文壇に大きな反響をよんだ。昭和32年市川市に12坪の家を新築し一人住まいしていたが2年後胃潰瘍により急死した。掃除婦も入ることを禁じられていた6畳の居間は蜘蛛の巣だらけで安物の手あぶり火鉢、ほこりまみれの書物が散乱していたという。つねに大金をいれて持ち歩いていたというボストンバッグはまくらもとにあった。「断腸亭日乗」に遺言を残している。
「一、余死する時葬式無用なり。死体は普通の自動車に載せ直ちに火葬場に送り骨は拾うに及ばず。墓石建立亦無用なり。新聞紙に死亡広告など出す事元より無用。
一、葬式不執行の理由は御神輿の如き霊柩自動車を好まず、又紙製の造花、殊に鳩などつけたる花環を嫌うためなり」
しかし、実際には天皇より祭祀料、文化勲章などを飾った仏式葬儀は行われ、墓も作られた。
(人間臨終図巻/徳間文庫より抜粋 ブリタニカ国際大百科事典参照)
 
copyright(c)Bicoo Ltd. 2001