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< 特 徴 >

●無宗教葬、それは手作りの葬儀です。
 ご遺族が中心となって、故人のご冥福を心からお祈りします。
 仏式等とはちがい僧侶の読経等がありませんので、そのかわりにご遺族の方と相談しながら、故人の人生にふさわしい送葬をご提案します。

●送葬の中心は、故人の功徳や思い出の出来事など生前を偲ばせる内容がふさわしいでしょう。
 本来なら充分に時間をとって、故人の人生をおうかがいしたいところですが、結婚式とちがって、あまり余裕もありません。
 それでもご遺族の思い出の中に、故人のドラマが必ずあります。ご親族でも知らなかったドラマがそこにあるかもしれません。

●限られた時間ですが、故人の最終章が輝くような葬儀にしたいものです。
 一般的には、バラの花の献花をしたり、故人が好きだった音楽をながしたりしながら、式をすすめます。

           

< 実 例 >

 亡くなられたお母さまは、大正、昭和、平成と三世代を生きぬき、第一次、第二次世界大戦を経験されてこられた方で、終戦の年にご主人を戦争で亡くされました。以後、子供たちを一人前にすることだけがお母さまの人生であり、闘いでした。
 三人のお子様は、立派なご家庭を築かれ、孫たちもすこやかに育っていました。ご家族との打ち合わせでは、ご親族もお母さまのことは良く知っているので、これといってあらためて紹介するような話はないとのことでしたが、長女の方が「そう言えば、お母さんは内職の間にダンボールに書いたピアノの鍵盤を弾いていたわ」と思いだされました。次女も長男の方もはじめて聞く話だったようです。
 「音のでないピアノ」、この話の裏には、思いもかけないお母さまの壮絶なドラマが隠されていたのでした。
 ※くわしくは、今月の家族葬を読んでください。

< 問 題 点 >

 無宗教葬が最近ふえてきたといっても、ご年輩の方は、つい線香をあげたくなるものです。無宗教だからといって、かたくなに線香、焼香は否定する態度をとる必要はありません。形式にとらわれない柔軟な感性が求められています。線香も焼香もあっていいと思います。
 特定の宗派の僧侶が葬儀を仕切るのではなく、ご家族が主体となって故人を送ると考えていいのではないでしょうか。
 無宗教の葬式を、会葬者の方に違和感なく受け入れてもらえるような式進行が大切です。そして、良い葬儀だったねと思ってもらえれば大成功です。
 葬儀の後の供養も、無宗教の場合は故人に対する「感謝」の気持ちがなによりの供養になるとわたしたちは考えています。なにか良いことがあったら、故人のおかげだと感謝する気持ちがたいせつだと思っています。

 

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