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昔は、現代でいう香典返しと趣旨がちがい、香典をいただいたら、香典返しの品物を送るのではなく、香典帳に住所、名前、金額を記載し、その方のご家庭に不幸があった場合に昔いただいた香典の金額とおなじ金額の香典を届けていたのが香典返しの意味だったようです。ここには生活の苦しい者同志の助け合いの精神があったんですね。
しかし、物があふれ、近所付き合いが希薄になっている現代では、助け合いの精神ではなく、形式的な儀礼としての香典返しが一般化しています。
香典の相場は、同僚が5,000円、上司が10,000円、親戚が30,000円〜50,000円といわれています。香典返しの金額は、いただいた香典の3割から5割(半返し)が相場のようです。
そうしますと一番数の多い5,000円の香典に対して2,500円の香典返しに送料500円、通夜料理に単価約3,000円、会葬返礼品に800円かかるとしますと、一人当たり1800円の赤字です。助け合いではなくて、負担の掛け合いになっています。
そこで最近では、関東を中心に送料を浮かせる案として、式当日に会葬返礼品といっしょに2,500円くらいの香典返しをわたしてしまう「即返し」が浸透してきました。送料も人数がふえるとバカになりません。
ただし、10,000円以上の香典に対しては、もう一度正式にお返しをする必要がありますが、人数は限られてくるので、全体として香典返しの手間が省けます。
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