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  1. 間違いだらけの「家族葬」
     
 

「普通の葬儀」の規模を小さくしたものが家族葬?

● よく「普通の葬儀と家族葬の違いはなんですか」と聞かれます。さて、ちがいは何でしょう。「普通の葬儀の規模を小さくしたものでしょうか?」
 私たちは「優先順位がちがう」とおこたえしています。

● みんさんは葬儀をするのに何を一番に大切されますか。「故人と家族の別れ」なのか、「世間体を気にする別れ」なのか、「葬儀料金」なのか、「社会的な別れ」あるいは「葬儀社が決める別れ」なのか。
 おそらく、多くのみなさんは「故人と家族の別れ」といわれるかもしれません。

● 誤解のないようにいっておきますと、普通のお葬式も「故人と家族の別れ」を大切にします。
 問題はそれを一番目に大切にするのか、二番目なのか、三番目なのかという優先順位です。

「葬儀社が決める別れ」を最優先

● さて多くのお葬式は、何を最優先にしているでしょうか。
 実は、「葬儀社が決める別れ」を最優先しています。

● これは仕方ない面があります。素人とプロの違いがあります。とくに「社会的な別れ」がメインイベントですからプロに頼るしかありません。
 また、結婚式とちがい日数をかけて決めるものではありませんので、どうしても葬儀社にまかせてしまいます。

家族葬は「故人と家族の別れ」を最優先

● では、家族葬は普通の葬儀と何がちがうのでしょうか。
 「故人と家族の別れ」を最優先
にしようと考えるのが、家族葬です。これが家族葬の最大のポイントです。
 そのように考えると葬儀はガラッと変わります。

● 例えば、葬儀社選びも変わってきます
 互助会?近所の葬儀屋?病院の葬儀屋?知り合いの葬儀屋?と考えていたのが、少なくとも、意識の中では「故人と家族の別れを大切にしてくれる葬儀屋はないかしら」とそれにふさわしいサービスをしてくれる葬儀社を探そうと思いはじめるはずです。

「お金をケチっただけじゃない」

● しかし、良いことずくめばかりではありません。「社会的な別れ」や世間体、風習が後まわしになりがちです。
 「普通の葬儀」の規模を小さくしただけの葬儀で終わったら、「お金をケチっただけじゃない」「故人を軽くあつかっているわ」と親戚の方に批判されかねません。
 批判だけならまだしも、親族の方に不快感を与えてしまっては、喪主さまの思いとは正反対の結果になってしまいます。

小さな葬儀ばかりでいやになっちゃうよ」

● 最近、「家族葬」の言葉だけが先行していますが、一般の葬儀社の多くは「家族葬」を「普通の葬儀の規模を小さくしただけの葬儀」と勘違いし、「最近は小さな葬儀ばかりでいやになっちゃうよ」とやる気をなくしています。 

 また、NPOや市民団体のなかには「送葬の自由権」をたてに社会的な人間関係や儀礼を軽視または無視するような家族葬をすすめている団体もあります。

「人肌感」が、素敵な葬儀を創る


● 「規模を小さくしただけの葬儀」ではなく、規模は小さくても、そんなにお金をかけなくても、普通の葬儀では味わえない、故人を想う家族の温かい心が人肌に伝わってくるような、そんな素敵な葬儀ができるのが、私たちが考える「家族葬」です。
 そして、この「人肌感」が、ご家族やまわりの人たちに「素敵な葬儀だったわ」と共感を呼ぶのです。

 

   2. 参列者の範囲と注意点

     
 

親族・友人・知人の名簿をつくりましょう

● 「家族葬では、親族は何等親まで声をかければいいのでしょう」といった質問をうけます。民法では、「親族」の範囲は「六親等内の血族および配偶者と、三親等内の姻族」となっています(親族図はこちら)

● 家族葬には別にきまりはありません。ただし、「故人と家族の別れ」を優先しますから、参列者は近しい身内の方が中心になります。
 このため、声をかけられなかった親族の方々に不満がでないように心がけなければなりません。
 親族、友人、知人の名簿をつくり、それをもとに検討しましょう。

三等親で30名前後

● 10名前後の家族葬なら、気も楽に落ちついておこえます。30名前後までならアットホームな家族葬になるでしょう。40名前後くらいまでがギリギリ家族葬といえる範囲ではないでしょうか。

● 亡くなられた方の年齢にもよりますし、家族構成・地域性もあるでしょうが、10名前後とならば、二等親以内。30名前後となれば三等親以内。40名前後なら三等親の親族と近しい友人という目安が考えられます。

● この等親で線引きをすることは、なじみやすい一つの案ですが、日頃の親戚付き合いのかねあいで判断するしかありません。無論、故人の遺志で家族だけの葬儀もあります。
 いずれにしたも、お呼びする親族の方には家族葬ですることを伝え、声をかけられなかった親族の方には、後日、事情を説明し、家族葬でおこなったことを連絡しておきましょう。

ご近所は、自治会長に

● ご近所の方には、自治会長を通して「・・・故人の遺志で家族葬にて葬儀を執り行いますので、ご会葬、ご香典等は固くご辞退申し上げます」と回覧してもらいましょう。
 そうしなければ、後日、ご自宅に香典をもって線香を上げに見えますので、お一方お一方に対応することになります。

職場には、きちんと説明、式後にお礼

● 職場は、故人が現職の場合は、参列をお断りすることはむずかしいでしょう。家族葬という訳にはいかなくなるかもしれません。無論、故人の遺志であれば、家族葬でおこなうしかありません。
 職場や上司の方には事情をよく説明しておきましょう。式後には、日を改めて、生前のお世話にお礼にいきましょう。

● ご家族の職場には、上司と忌引き休暇を届ける総務課などに、家族葬でおこなう旨をきちんと連絡しましょう。
 なお、家族葬だけの説明では職場の仲間たちは、参列したものか、香典を出した方がいいのかどうか迷います。
 会葬と香典の扱いも辞退される場合は、きちんと伝えましょう。

● ご商売をされているご家庭では、家族葬はむずかしいかも知れません。
 ただ、故人の遺志で家族葬をし、後日、葬儀の写真集と挨拶文をのせた簡単なパンフレットを配布されたご家庭がありました。丁寧な対応に取引関係の方も納得されていました。

 
   3. 香典とお礼の注意点 
 
 

お返しは、心のこもった品を

● 普通の葬儀では、香典をお受けし、通夜振る舞いの接待や香典返しに葬儀後も煩わされることになります。

 家族、親族を中心にした家族葬では、人数が絞り込まれますので、香典を受けるかどうかは自由です。受けても煩わしい数ではありません。
 香典返しも金額の三割から五割(半返し)の品物と一般的にはいわれていますが、金額ではなくて、心のこもった品がよいでしょう。

香典を辞退するときは、より丁寧に

● 注意しなければいけないのは、香典を辞退する場合です。この場合、普通の葬儀以上に受付けの対応を丁寧にしなければなりません。

● 香典をもらわないから、丁寧さは必要ないと思いがちですが、多くのご年輩の方からすると、「受け取らないこと」が「失礼」な態度なんです。大げさにいうと「俺の気持ちを受けられないのか」となります。

● この場合、「大変恐れ入りますが、故人の遺志でご香典はご辞退しております。お気持ちだけは、ありがたく頂戴いたしますので、どうぞお収め下さい」と丁寧に対応し、会葬に対するお礼として、その場で800円程度の会葬返礼品をお返しすることを忘れないようにしましょう。
 一般受付での対応は、私どもの女性スタッフでおこないますのでご安心ください。

式後に報告を

● 家族葬の場合、社会的な別れがうすれますから、故人やご家族の関係者に葬儀後、死亡のご連絡とあわせて、生前でのご厚意に感謝し、葬儀は家族葬で済ませたため、ご連絡がおくれたことを詫びましょう。
 ハガキなどで印刷されるときも一筆添えると丁寧です。

 

   4. こころ温まる葬儀に

 
 

故人にしてあげられることを考えましょう

●  家族葬の良さは、一般会葬者の方に気を使わなくていいことです。ゆっくりと故人との時間を持ちましょう。普通の葬儀では味わえない、アットホームな葬儀を創りましょう。
 ご家族のみなさんで最後に故人にしてあげられることを考え、それを式の中に入れてもらうようにしてみてはどうでしょうか。

● 仏式の葬儀ではありましたが、通夜式のあとに息子さんが、ギターを弾きながら「無縁坂」を亡くなられたお母さまに聞かせてあげていました。また、お経の合間に、亡くなられたお爺さんのためにお孫さんがファゴット(木管楽器)で演奏されたこともありました。

思い出に残るような晩餐に

● 通夜式のあとの食事も、故人との最後の晩餐ですから、葬儀社の用意する料理にこだわる必要はありません。ご家族で思い出にのこるような晩餐にしましょう。

● 故人の好きだった料理やご家族のみなさんでよく行ったレストランの料理でも素敵です。寿司、天ぷら、煮物にこだわる必要はありません。

思い出話も大切な供養です

● そして、ご家族、ご親族のみなさんで、故人の思い出話をいっぱいしてあげましょう。「内の亭主は、外面は良かったけど、家ではなんにもしないで、私が全部面倒をみたのよ。本当に世話のやける亭主だったわ。本当に自分勝手で、私を残して先に逝っちゃて・・・」と棺にしがみつきながら愚痴を言っていたおばあちゃんのことが、印象的でした。きっと、ご亭主は「うるさい婆さんと別れて良かった(?)」と思ったかどうか知りませんが、ご亭主の顔がニコニコしているように思えました。思い出話も大切な供養です。

 

   5. 葬儀社はサービスの内容で選びましょう。

 
 

葬儀社によって左右される

● さて、葬儀の大半は、やはり葬儀社にまかせることになります。葬儀社によって葬儀の善し悪しが左右されます。その葬儀社選びが大変です。私たちも家族葬を専門に葬儀を施行していますが、おなじ業界でも安心してまかせられる葬儀社を見つけることは大変です。
 わたしたちも当初は、既成の葬儀社を紹介していましたが、サービスの内容が著しくおとり、その反省から、独自にフランチャイズ方式で意欲のある人材を育てながら、サービスの質を確保しています。

派遣会社に丸投げの「家族葬」も

● 葬儀社はたくさんあります。葬儀社を紹介する会社やNPO、市民団体もあります。しかし、何を基準に葬儀社を紹介しているのか、その理由が皆目わかりません。「いい葬儀社を紹介します」とかかげ、実際は派遣会社に葬儀を丸投げしているところもふえています。

「葬儀社選びの5つの法則」を必見

● 私たちのサービス対象地域は、残念ながら、まだ東京、神奈川、千葉、埼玉に限られていますので、対象外の地域にお住まいの方からの問い合わせに苦慮しています。 
 そこで、別項にある「葬儀社選びの5つの法則」と題して、ほんとうに「心のこもったサービス」をしてくれる葬儀社なのかどうかをチェックできる基準を提示していますので、参考にしてください。

 
         
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